はじめに
今回は、vim、ネットワーク、root、SSH、作業ユーザーの初期設定をします。 参考 URL
vim のインストール
vim とは vi というデフォルトのテキストエディタの高機能版です。
付属の vi エディタが個人的に使いにくいので vim を普段から使えるように設定します。
nano でいいよという方はネットワークの設定へ
まずターミナルに以下のコマンドを打ち込みます。
# vim のインストール
sudo apt-get install vim -y
#エイリアスファイルの作成
vim .bash_aliases
新規ファイルが作成されるので、i を押して挿入モードにしてから、alias vi='vim'
と打ち込み、Esc キーを押し、ノーマルモードに戻してから、:wq
と入力し保存終了します。
その後エイリアス設定を反映させるため以下を入力します。
source ~/.bashrc
追加で vim の設定をしたい方は
# バックアップを取る
cp /etc/vim/vimrc ~/.vimrc
# vi(vim)エディタでコピーした設定ファイルを編集
vi .vimrc
その後、18 行目付近の "syntax on
を syntax on
に、
一番最後の行に
set number
set tabstop = 4
の 2 行を追加。
保存して終了したら、以上で vim のインストールは完了です。
ネットワークの設定
次にネットワークの設定ファイルを編集します。
# バックアップを取る
sudo cp /etc/network/interfaces /etc/network/interfaces.org
# ネットワーク設定ファイルを編集
sudo vi /etc/network/interfaces
その後、以下のように編集します。
auto lo
iface lo inet loopback
iface eth0 inet static
address 192.168.10.40
netmask 255.255.255.0
network 192.168.10.0
broadcast 192.168.10.255
gateway 192.168.10.1
allow-hotplug wlan0
IP アドレスが自分の場合は 192.168.10 から始まっていましたが、192.168.0 から始まる場合の人も多いと思います。
環境によって変更してください。
また、address の部分の最後の数字(上の例で言うと 40)ですが、他の接続機器とかぶらなければ問題ないので変更したい人は好きな数字に変更してください。
また、次回から SSH でログインする際に、IP アドレスがこちらの address になるので注意してください。
以上でネットワークの設定は終了です。
root のパスワードの設定
以下のコマンドを打ち込みます。
sudo passwd root
そうすると、password を2回聞かれるので、2回変更したいパスワードに変更して終了です。
SSH の設定
次に、以下のコマンドを打ち込み、SSH 設定ファイルを編集します。
# SSHの設定ファイルをバックアップ
sudo cp /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/sshd_config.org
# 設定ファイルを編集
sudo vi /etc/ssh/sshd_config
その後、Port 22
を Port 50022
に、
PermitRootLogin yes
を PermitRootLogin no
に変更して保存終了します。
その後、以下を実行し設定を反映します。
sudo /etc/init.d/ssh restart
テストとして、Tera Term から「新しい接続」を押して、ポートと IP アドレスを変更したもので接続できたら完了です。
新規ユーザーの追加
以下のコマンドを打ち込み、下記を入力します。username の部分は自分の好きなユーザー名に置換してください
sudo adduser username
その後パスワードを聞かれるので 2 回入力。
その後、FullName やらがでてくるので Other まで Enter キーを押す。
最後に以上でよろしいですか?(y/n)みたいなことを聞かれるので y を入力して終了。
そして、グループに追加し、pi フォルダの中身を新しく作成したユーザーにコピーします。
# グループに追加
sudo usermod -G pi,adm,dialout,cdrom,sudo,audio,video,plugdev,games,users,netdev,input,spi,gpio username
# 新しく作成したユーザーに変更
su username
# ホームディレクトリへ移動
cd
# piのホームディレクトリの内容をすべてコピー
cp -r /home/pi/* /home/username
その後、再起動するために以下のコマンドを打ち込みます。
sudo reboot now
そうすると、一旦 Tera Term が一旦終了しますので、もう一度接続しますが、その際に、新しく作成したユーザーとパスワードでログインします。
その後以下のコマンドを打ち込みます。
# ユーザーpiを削除
sudo deluser -r pi
パスワードを聞かれるので2回入力。
以上でユーザー設定は完了です。
おわりに
今回は色々設定をしましたが、これで終了です。
次回は、Raspbian のチューニングをします。