自宅サーバーのセットアップ (3. VNCの設定)

はじめに

前回の記事の続きで VNC のセットアップ作業をしていきます。

VNC の設定

VNC とは Virtual Network Computing の略です。略語だけ聞くといまいちピンときませんがネットワーク経由で別の PC のデスクトップを操作するリモートデスクトップソフトウェアのうちのひとつです。
操作には RFB というプロトコルを使用しているらしいです。
なぜ、VNC をインストールするのか。
それは後々使用する KVM のマシン設定で使用する virt-manager を Macbook から操作をしたいからです。
そのためまずリモートでデスクトップを操作できる環境を整えます。

VNC には RealVNC、vinagre、krdc など選択肢がありますが、今回は TigerVNC Server をインストールします。

$ sudo apt install tigervnc-standalone-server

インストール後パスワードを設定します。
6 文字以上じゃないと怒られます。

$ vncpasswd

以下のコマンドで VNC サーバーを起動します。
自分の場合はシェルスクリプトとして保存しています。 :1 というのはディスプレイ番号になります。

$ vncserver :1 -geometry 1920x1080 -depth 24 -localhost no

起動している VNC サーバーの一覧はこのコマンドで確認できます。

$ vncserver -list

VNC サーバーをディスプレイ番号を指定して停止します。

$ vncserver -kill :1

Mac から接続してみる

Mac にはデフォルトで VNC クライアントがあります。
Finder を開いた状態で Command + K キーを押します。
そうすると以下のような画面が表示されます。
VNC スキーマでデフォルトのポート 5901 を指定して接続します。

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パスワードを聞かれるので先程設定したパスワードを入力します。

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接続に成功すると、デスクトップを操作することが可能になります。
HDMI ケーブルなどを接続しなくても、Macbook から操作できるのは便利ですね。

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おわりに

次は、KVM の設定を行います。