はじめに
前回できなかった KVM の仮想マシンのネットワークの最適化(virtio の適用)を行っていきます。
結論
KVM上のwindowsで動画配信する際に毎回network速度がボトルネックになってかくかくしてたので、もしかしてと思って試しにdeviceをe1000からvirtioに変えたらめちゃくちゃ安定するようになった
— 小河原 優貴 (@kgwryk28) July 23, 2020
KVM 上の windows で動画配信する際に毎回 network 速度がボトルネックになってかくかくしてたので、もしかしてと思って試しに device を e1000 から virtio に変えたらめちゃくちゃ安定するようになった
仮想マシンのネットワークの最適化(virtio に適用)
仮想マシンの Windows 上で配信を行おうと思ったが、配信がうまく行えませんでした。
別の WindowsPC からは問題なく行えることやマシンスペックは問題ないことから回線速度ではなく、仮想マシン固有のネットワーク周りの起因の問題ではないかと推測しました。
まず、仮想マシンを停止して、イーサネットの Device model を e1000 から virtio に変更します。
変更後仮想マシンを起動します。
デバイスマネージャーからデバイスを確認します。
ドライバーが適用されていないので、使用できません。
前回 KVM の仮想ディスクのドライバで使用した iso ファイルからドライバーをインストールします。
ドライバーの更新を選択
ドライバー適用後はこんな感じです。無事に正常に認識されました。
変更後は最終的に問題なく配信を行うことができました。
原因はやはり NIC だったようです。
追記
テストも兼ねて Twitch で映像ビットレート 2500kbps で 20 回ほど配信しましたが、ネットワーク関連の問題は起きませんでした。
十分実用に耐えうる速度が出ていると思います。